AirTag(エアタグ)子供に持たせる?使えないとの噂を検証【アップルタグ】

子供用見守りGPS
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この記事で分かること
  • AirTag(エアタグ)が子供の見守りに使えるか?
  • AirTag(エアタグ)と併用をおすすめする見守りGPS

我が家は普段見守りGPS端末を使っていますが、今回AirTagを入手したので、子供に持たせて見守りに使えるか外出先と小学校で検証しました。

 結論

  • AirTag(エアタグ)単独では子供の動きに対応できず見守りに使えない
  • キッズケータイや子供用GPSの補助としてAirTagも持たせるのがおすすめ

それでは、検証結果と併せてその理由をお伝えします。

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1.AirTag(エアタグ)とは?仕組みをGPSと比較

出典:apple

AirTagは基本的に行方不明になった持ち物をiPhoneで探すデバイスです。

500円玉サイズのAirTagデバイスで、大事なカギや財布、カバンなどにつけておくと、それらを紛失した時に自分のiPhoneから探せます。

子供の手と比べてもほんとに小さい

AirTagはiPhone専用なので、Androidスマホでは使えません。

また、iPhoneの中でもiOS 14.5以降を搭載したiPhone SE、iPhone 6s以降の機種に対応しています。

AirTagの探索の仕組みは、家の中など自分のiPhoneの近くに持ち物があるときと、外出先での紛失など近くにないときでは異なります。

仕組みの違いをGPSと比較してみます。

こどもみまもりコンシェルジュ

AirTag(エアタグ)の仕組み

■家の中(概ね10m以内)で紛失した場合

ペアリングした自分のiPhoneとAirTagがBluetoothで直接通信して探索します。

AirTagから音を出して特定するなど正確にどこにあるか見つけ出すことができます。

近距離時の探索画面

▼探索時にiPhoneから操作してAirTagから音を出すことができる(そこそこ大きい)

■外出先で紛失した場合

AirTagから近い不特定のiPhoneと通信して、間接的に位置を探索します。

iPhoneのGPSがつながらないところでは位置情報が正確に出ません。

また近くに誰かのiPhoneがなければ位置を検出できないので、いつも必ず位置がわかるわけではありません。

大まかにどのあたりにAirTagがありそうか、当たりをつける用途に向いています。

他人のiPhoneを介しますが、Apple自身も特定のAirTagの位置が分からないくらい技術的に対策されており、プライバシーは守られます。

GPS端末の仕組み

子供用見守りGPS端末は、GPS端末自身が通信して位置情報をスマホに届けます。

GPSと通信が良好であれば、リアルタイムに正確に位置が分かります。

このように、AirTagとGPS端末では位置情報取得の仕組みが異なります。

AirTagは本来、人を見守る目的では作られていませんが、今回は子供を見守るのに使えるか試してみました。

子供見守り用途として見た時のAirTagとGPS端末の違いをまとめます。

AirTag(エアタグ)子供用GPS端末
サイズ
500円玉サイズでとにかく小さい

端末により大小あり
価格
4000円台の買いきり

2-3年使用前提
端末代と月額使用料が必要
電池持ち
1年以上持つ

1週間~2ヶ月に一度充電
位置情報
正確性

GPS精度に依存
屋外では良好

GPS精度に依存
屋外では良好
位置情報
リアルタイム性

近くに誰かのiPhoneがなければ取得できない

最短1分間隔で更新
複数スマホで見守れるか
AirTagとiPhoneは1対1でペアリング

4台以上複数のスマホから見守れることが多い
その他見守り機能
なし

エリア通知やボイスメッセージ、防犯ブザーなど充実

一言でまとめると、お手軽さでAirTag、正確性と安心機能でGPS端末というすみ分けです。

2.AirTag(エアタグ)を子供に持たせて検証

実際にAirTagを子供に持たせ、見守り用途としての使い勝手を検証しました。

  • 人出の多い大きな公園への外出時
  • 小学校登校

2つのシチュエーションで実施しました。

①外出時に使えるか

人出の多い大きな公園で迷子になった場合に見つけられるか、試しました。

子供に先に進んでもらい、後からAirTagで探してみました。(家族で行ったので、実際には子供にも親がついている状態で実験しています。)

▼1度目

青丸が自分のiPhoneの位置で、顔のマークがAirTagの位置です。

人が多くそこそこiPhoneユーザーがいたはずですが、更新時間が8分前のままで、現在の正確な位置は分かりませんでした。

まちこ
まちこ

8分もあれば、子供はだいぶ移動してしまいます

結果、行き違ってしまい、子供にたどり着けませんでした。

iPhone側からはAirTagの現在位置を積極的には取得できず、AirTag側での位置情報更新を待たなければなりません。

リアルタイム性に欠け、外出先での子供の探索は難しいと感じました。

▼2度目

2度目も、5分前更新のままで行き違ってしまいました。

外出先での子供の迷子対策に使うのは難しそうです。

②小学校の通学時に使えるか

AirTagをランドセルに入れて、小学校の通学時に使えるか検証しました。

小学生はスマホ持ち込み禁止なので、使えるかどうかは先生がiPhoneを使っていて教室に持ち込んでいるかどうかにかかっています

登校直後としばらくしてから確認してみました。

▼登校直後

小学校の正門付近で位置が捕捉できています。近くにiPhoneユーザーがいたのでしょう。

▼登校後しばらくしてから

学校内にいるはずなのに、位置を示す円は全く違うところを指していました。

教室内ではiPhoneユーザーが近くにいないため位置が分からない状態でした。

結果として、我が子の小学校ではAirTagを見守りには使えませんでした。

まわりに通信を経由するiPhoneがあるかどうかで、使えるかどうかが決まってしまいます。

街中など人出の多いところではiPhoneの数も多いので使えることが多いですが、小学校などまわりにiPhoneを使っている人が少ないところでの見守りには不向だとわかりました。

また、音が出るという口コミもありました。

実際、iPhoneから離れて8時間経過すると音が鳴ります。犯罪防止のための仕様として有益なのですが、子供の見守りには困りますよね。

この方は結局見守りGPS「あんしんウォッチャー」を導入されたようです。

AirTagは通学、通塾など日常の子供の見守りに使うのは難しそうです。

結論

検証結果からの結論です。

 結論

  • AirTag(エアタグ)単独では子供の動きに対応できず見守りに使えない
  • キッズケータイや子供用GPSの補助としてAirTagを使うのがおすすめ

子供の見守り用途では使えないと判断した2つの理由が致命的です。

  • 近くに誰かのiPhoneがないとそもそも機能せず安定性に欠ける
  • リアルタイム性に欠ける

残念ですが、そもそもAppleも人の見守り目的には作っていないと宣言しているので、その通りだなと実感しました。

まちこ
まちこ

持ち物には威力を発揮します

子供の見守り目的としては、見守り専用のキッズケータイや子供用GPS端末がやはりおすすめです。

ただ、次の3つの理由から、AirTagは見守りGPS端末の補助として習い事のカバンなどに入れておくと安心だと感じました。

  • コンパクトでバッテリーが1年以上持つ
  • 運用が楽
  • 気軽に買える価格

GPS端末を持ち忘れた時の保険として、1つ子供に持たせておくと安心度が増すのは間違いありません。

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3.AirTag(エアタグ)と併用するのに最適なGPS端末

AirTagとの併用を考えた時に最適なGPS端末と、スマートタグと連携しているGPS端末の2つをご紹介します。

今回ご紹介するGPS端末は、2つの「できる」を兼ね備えたものを選びました。

  • エリア設定ができる
  • プッシュ通知(端末から親のスマホへ知らせる)ができる

どちらもAirTag単体ではできない機能なので、最高の組み合わせです。ご自分の用途に合ったものを選んでみてくださいね。

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4.まとめ

この記事では

  • AirTag(エアタグ)が子供の見守りに使えるか?
  • AirTag(エアタグ)と併用をおすすめする見守りGPS

をお伝えしました。

AirTagは価格が安い、コンパクト、充電が不要という点で、何かあった時の保険として子供に持たせておくにはいいのですが、今現在の位置がすぐに取得できるわけではない、という点でこれ一つでの見守りにはちょっと不安です。

日常の見守りには子供用見守り端末を使うのがおすすめです。

現在発売されている子供見守り端末を全て調べたランキング記事はこちらをご参照ください。

それぞれ特徴が違うのでご自分に合った端末を選んでみましょう。

AirTagは保険として子供のカバンに入れておく、カギなど大事なものにぶら下げておくといった使い方をすると便利です。

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